こんにちは、ジョン(@John8__8) です。
このブログでは、医学を学ぶ際に少し意識するだけでガラッと視点が変わる、そんな方法について詳しく解説しています。
生化学の授業で解糖系?クエン酸回路?電子伝達系?って言われたけど、これって本当に覚えなくちゃいけないの??細かすぎる
といった質問にお答えします。
ものが動くには、原動力が必要
突然ですが、車がどうやって動くか、知っていますか。
ガソリンを入れたら動く。
素晴らしい。その通りです。車にガソリンを入れて、エンジンを掛ける。ギアをDに入れて、サイドブレーキを外し、アクセルペダルを踏むと、車は進みます。
この時、ガソリンは「車が動くエネルギー源」として使用されています。
人が後ろから車を押してもびくともしませんから、すごいエネルギー量であることが分かりますね。
では次に、人間はどうやって動くか、知っていますか。
この場合の動く、とは「100m走を走り切る」とかいうのではありません。生きる、ということそのものを指します。こうやって文章を読み、画面をスクロールする、それも「動く」の一部です。
ご飯を食べたら動く。
確かに。ご飯を食べたら、人間は動きますね。
「お腹が減って力が出ない‥」という表現があるように、お腹が減ると動けなくなる、というのは体のガソリン切れ、と判断できるでしょう。
人間は、ガソリンを飲んでもエネルギーに変換することが出来ません。逆に、車にほっかほかの白米を食べさせても、動きません(やってはいけません)
人、車、それぞれエネルギーの素から、エネルギーを取り出す仕組みが発達しているのです。
(車の場合は、人間がその仕組を取り付けることによって動いています。)
今現在、世界には様々な食物が溢れています。「糖質制限」「野菜から食べる」「納豆は痩せる」など、一部眉唾なものも‥
しかし、その「食べる」という行為をする目的は、人の体が栄養を取れるように進化してきた、ということの結果に他ならないのです。
「解糖系=ヒトがエネルギーを獲得する仕組み、の説明書」
さて、そろそろ「解糖系を学ぶ理由」についてなんとなく大枠が掴めてきたのでは無いでしょうか。
解糖系を学ぶ理由、それは、「ヒトが食べ物から、エネルギーを得る仕組み」を学ぶため、です。
ヒトが生命活動をする際には、総じてエネルギーが必要です。動く時は勿論のこと、考え事をする、寝る、声を出す、といった活動全てにおいて、エネルギーが必要になります。
医学部に入った最初の数年は基礎医学、と呼ばれる学問を勉強します。
この段階で「ヒトが正常にエネルギーを得る仕組み」を学習し、その学習が終わった後に「エネルギーを正常に獲得できなくなったら、どの様な状態になるのか」、通称「病気」を学習するプロセスに進んでいくのです。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🎳
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