「Ankiを使ってめちゃめちゃ覚えたら良い」「間違えたところをAnkiに入れて復習する」‥
などの言葉で、つい分かった様になっていた自分が居ます。
こんにちは。ジョンです。
そもそも、Ankiは「分散学習システム」を用いた学習用のソフトウェアの1つです。
下記ページからダウンロードできます。
Anki – powerful, intelligent flashcards
タイトルにもある「最小情報単位」ってなんだよ、という方のために軽くこれに関して説明を加えたいと思います。Anki Nerd の方は恐らく既知の事項になるかと思いますので、「どうして最小情報単位に分けるのか?を考える」から読むことをオススメ致します。
それでは、やっていきましょう。
最小情報原則とは?
Ankiを使用する際には、
①何かしらの覚えたい事項を「カード」に打ち込み
②それを特定のアルゴリズムに沿って繰り返し学習する
という2つの過程を踏むと考えています。その「①何かしらの覚えたい事項を「カード」に打ち込み」の部分で登場する概念が「最小情報単位を守る」です。
最小情報単位に関してはCBT得点率9割を目指すようです。2 日目: ミスの減らし方 で言及しているので、詳しくはそちらを御覧ください。概して言えば「カードの情報をできるだけ少なくしていこうな」ということです。
どうして最小情報単位に分けるのか?を考える
今回は、そもそも何故最小情報単位に分ける必要があるのか?、ということについて考えてみようと思います。
Supermemo “Effective learning: Twenty rules of formulating knowledge”という記事ではその理由について以下の様に述べられています。
「Repetitions of simple items are easier to schedule; スケジューリングしやすい」
「Simple is easy; 単純なことは覚えやすい」
私はそれ以外にも、最小情報単位に分ける必要性があると感じています。
その一つが「論理的思考をする際の駒に出来る」です。
Ankiにカードを追加する時に「1対1対応の知識に分解する」ことで、自分の脳内に「論理的思考をする際使用できる駒の数が増える」ことになるのだと考えています。
逆に、1対1対応の知識になっていない状態で頭に入っていると、記憶されている情報の単位が大きすぎて、他の事項に応用しにくいのではないかと考えています。
生物も、食物をそのまま吸収することは出来ませんよね。
唾液、胃液、膵液等を使用して細かい単位(例えばグルコース)に分解して、吸収しておるのです。
最小情報単位に分けるために、時には問題で問われている以上の概念について解説を読むだけではなく教科書を参照する必要がありますし、画像を適切にカードに引用する必要も出てきます。
自分がどうしてその学習方法をしているのか?を考える→より高次の学習法へ
CBTを機に、自分の学習方法について本格的に考える事になりました。
Anki, Obsidianなどのソフトウェアは、あくまでもソフトウェアの域を出ません。
学習する際に肝心なのは、それを「どう使うか」だと考えています。
今日も楽しい学習ライフを。
では。
コメント
[…] 先日のAnkiカードをどうやって追加していくべきか?という記事では、漠然と「最小情報単位を意識して追加せよ」ということのみで留めていました。 […]