CBT対策を振り返る Part 1- 対策の中で登場する言葉の定義を確認する

医学
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この記事を見てくれる人に伝えたいことがいくつかある。

ただ、私にはそれを華麗にまとめ上げ、1つの記事にまとめる、ということはどうも難しいようだ。

Obsidian やAnkiカードを作成する時の心得として、「1つのカード、書くこと1つ」というものがある。

1つのノート、1枚のカードはそれぞれの「概念」を表したものであり、1つのカードにいくつもの概念を混ぜ込んでしまうと、概念の管理/記憶の観点から不都合が生じる、というものだ。

jMatsuzakiさんや倉下忠憲さんの「シゴタノ!」という記事でこれに関して言及されているので、興味のある方は参考にしてほしい。
それぞれの記事で、「ノートには明確なコンセプトを持つこと」「『1つのカードに1つことを書く』とは」ということが紹介されている。

言葉の定義を確認して、理解度を上げる

さて、ここから連続でCBT対策を振り返る、ということをしていく前に、必要な言葉を整理してみたいと思う。

これは学習する際にも言えるのだが、人間は文章を読む時、自分の知らない言葉が出てくるたびに読むスピードが下がるし、理解度も低下していく。

私の記事には、他のモノとは異なる使い方をした言葉がいくつか登場する。「なんかよく分からなかったけど、沢山問題を解けばよいのかな」で終わらせないためにも、この記事を始めに読んで欲しいと思っている。

それでは、始めよう。全部で7つの言葉があるので、順に紹介する。

 

インプット

言葉だけは聞いたことがある人が多いと思う。というかほぼ全員、聞いたことがあると思う。

一般的には「情報を脳内に入れること」という意味で使用されることが多いし、コトバンクにも「(スル)入力。特に、コンピューターで、情報を記憶装置へ入れること。」と紹介されている。

今回のCBT対策に置いて、このインプットの意味を制限しようと思う。具体的には教科書を読む、medu4を見る等、「まだ知らなかった知識(=後に紹介する『未知』)を脳内に入れる」という工程の中で、その情報ソースがはっきりしているモノを指す。

つまり、ネットでササッと検索して、なんとなく理解したこと、というのはインプットには含めないと思って読んでほしい。

これは、Ankiを用いて記憶していくときに、「どのレベルで暗記しているのか」を明確にする上で非常に重要となる。

アウトプット

まずは一般的な意味を紹介し、その後に今回の「CBT対策」の中で使用する意味について説明していく。
(スル)出力。特にコンピューターで、データを画面に表示したり、印字などで取り出したりすること。」- コトバンクから引用

勉強の際には、「脳内から知識を取り出すこと」の比喩表現として用いられることが多いと思う。

これに今回、少し制限を加える。具体的には、「AnkiやQB, medu4の問題演習など、何かしらの問題が与えられ、それに対して悩み、何かしらの答えを出す」という過程を、アウトプットと呼ぶ。

「なんとなくネットサーフィンしながら問題を流し見する」ということは、アウトプットの意味としては意図していないので注意してほしい。

テスト

テストと聞くと、何を思い浮かべるだろうか。

CBTで言えば、Medicmedia 社が出している模試や、大学が提供してくれている準備試験のことを「テスト」とイメージされる方が多いのでは無いかと思う。

今回の一連の「CBT対策」では、テストとは

脳に1対1対応の知識を尋ね、それに答える行為

のことを指すと考えてほしい。言ってしまえば、次で紹介する「問題演習」は、厳密にはテストでは無い、と考えて対策していた、ということになる。

問題演習

ほぼ「2. アウトプット」と同義であるが、具体的には「QB CBT」や「問トレ」を使用して行う、CBTと同じ形式の問題を解くことを指している。

可出

ここから3つの単語は、ふろむださん著「最新研究からわかる 学習効率の高め方: 英語学習者、受験生、教員、親向け」に登場する単語である。

この本は今回私がCBTで90%を目指そうと思った際に読んだ本であり、実際にCBT対策を行う際にも重宝した。

可出という単語は、「アウトプットを行う際、その単語/概念を知っており、実際に正解できた知識」のことと定義する。

次に登場する、「不出」と絡めて考えると理解しやすいと思う。

不出

先程の【可出】が「その単語/概念の知っており、実際に正解できた知識」であることの反対で、この不出という単語は、

「アウトプットを行う際、その単語/概念を知っているにも関わらず正解することが出来なかった知識」と定義する。

Ankiで言うところの、「50秒考えたけど頭から絞り出すことが出来なかった単語」である。

未知

これは上の2つとは少し毛色のことなる単語であるが、おなじくふろむださん著「最新研究からわかる 学習効率の高め方: 英語学習者、受験生、教員、親向け」で登場する概念である。

私のCBT対策を読む上でこの単語は、

「テストやインプットの際にはじめて見る単語/概念」

という意味で使用する。

Ankify

自分の知らなかった知識、概念をAnkiに入れること。動詞の様に使うことが多いです。

使用例: 「皮膚の構造に関する知識が無かったので、medu4を視聴した後にAnkify した。」

単語を理解すると文章が読みやすくなる

ここまで7つの単語/概念を紹介した。

私の学習方法は主にAnkiとObsidian をツールとして使用しているが、その使い方はネットから拾って来た知識のキメラ of キメラ な内容になっており、非常に難解になってしまった可能性が否定できない。

既に他の記事を読んでから来た方はこれを踏まえてもう一度、他の記事を読み直していただけるとより理解が深まるのでは無いかと考えている。

それでは。

 

 

 

 

コメント

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