「本当にやるべき事」が見つからない君へ。他者依存を辞めることの難しさ

日常
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シンデレラ症候群、という状態を知っているでしょうか。

これは「白血病」とか、「糖尿病」のような器質的疾患ではありません。

【シンデレラ症候群】とは、アメリカの女性作家であるコレット・ダウリングが提唱した概念である。
男性に自分のことを幸せにしてほしいという依存的な願望があり、そのことが女性の自立を妨げている状態のことを指します。
(中略)
シンデレラ症候群は正式な疾患名ではなく、あくまで状態を意味する名前です。『誰かが私を幸せにしてくれる』『誰かが私の人生を変えてくれるだろう』といった他者への依存的な思考が意識的に、あるいは無意識的に存在します。

臨床心理士が解説!「シンデレラ症候群」になりやすい人の特徴, Yahoo! ニュース より引用

 

そう、他者への依存的な思考

ここ1ヶ月ほど、何をやっても、「これは自分に合わない」「これは『ホントウニヤルベキコト』じゃない」といって、短期間で始める↔辞める、を繰り返していました。

1ヶ月前まではどうしていたかというと、「CBTで90%という点数を取るにはどうしたら良いのか」という目標の元、生活のすべてをそこに捧げる、という勢いで生活していました。

勉強方法その結果については別記事にしているので、そちらを見ていただければと思います。

 

起床/睡眠の時間は元より、食事の時間から筋トレ、風呂に入る時間までカレンダーで管理。勉強時間はToggle Trackで管理して1週間毎に勉強時間を確認する、そんな生活。

Google カレンダーを用いた予定管理

 

Toggle Track を用いた学習時間の管理

でも、苦しさは無かった。

今なら分かる。あれはきっと、私にとっての「王子様」が来てくれていたと。

 

そして試験が終了。張り詰めていた糸が切れたかのように、自堕落な生活が始まります。

特に理由もなくYouTubeを見、漫画を読み、本を読む。当然Ankiには身が入らず気づけば1000枚、1500枚と溜まっていきました。

CBT(11月18日)を境に、ガクンと落ちた演習数

先に述べておくと、これは「可愛そうな主人公が一度はつらい時期があったがそこから立ち直った感動のストーリー」ではないと思います。

絶賛自堕落Life、他人と比較して自己嫌悪に陥る毎日を過ごしていましたし。

この記事を書くまでは。

 

さて、冒頭で紹介した、【シンデレラ症候群】を覚えていますでしょうか。

あれは「女性 対 女性が理想とする男性」の間で語られることが多いですが、実は他者に依存している関係であれば、何にでも言えること。つまり、

 

つまり、「本当にやるべき事」が見つかっていない私を演じることで、何もしていない自分を正当化している、という可能性に気がついたのです。

「自分の意思で人生を切り開く」とか、「行動がすべて。迷っている時間があったら行動しろ」とか、色んな言葉に踊っては、「いや、でもそれに時間を使ってしまったら、自分の本当にやりたいことに時間が割けなくなってしまう」という状態に陥っていました。

 

では、ここから脱するには、どうすれば良いのでしょうか。

 

 

SNSを見ると、「自分の本当にヤリタイコト」をやって、人生の満足度が高い、と言っているヒトばかりが目に付きます。

自分がTwitterでフォローしているヒトはたったの1080人、世界の人口は約80億人。

 

かつて、ショーペンハウアーは言った。

誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている

 

今回は、自分がフォローしているSNSのヒトを世界の限界だと思っていたようです。況してやその1080人も、「みんなに見てもらいたい自分」を演じている可能性だってある。

本心を語っている、本当に成功していると思ってTweetしている人が、一体何人居るでしょう。

 

今回の件からお前が得るべき教訓は、「他人を基準に物事を考えるな」ということだ(CV: 三木眞一郎)

他人が「本当にやるべき事」をやっているからといって、自分も「本当にやるべき事」をしようとするな。

生殺与奪の権を、他人に握らせるな。自分の機嫌は自分で取れ。

 

何か特別なことをやろうとするな。YouTubeを見るのが嫌なら、見るな。言い訳に「もしかしたらYouTubeからも学びがあるかも」と言って、学びを得ようとするな。

嫌なら、するな。

自分が正しいと思っていることをやれ。

Ankiが溜まっているのが嫌なら、一旦消化しろ。話はそれからだ。

 

とりあえず、溜まったAnkiカード3000枚を消化してから、自分に浮かんできたことをやってみます。

「ワタシガホントウニヤルベキコト」など、無い。

 

私が本当にやるべきことは、目の前にある。

 

では。

 

 

 

 

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